北海道大学病院 救急科 | 北海道大学 大学院医学研究科 侵襲制御医学講座 救急医学分野

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お問い合わせ

研修医の一日

救急科の1日の様子をお伝えするため、後期研修医の田中先生のとある1日をご紹介します。

8:50時計

08:50

朝の申し送り

前勤者から24時間の経過報告。全員でバイタルや検査・画像を確認。

朝の申し送り
9:20時計

09:20

ICU入院患者の申し送り

集中治療部Drより昨日の経過の報告。問題点や方針の共有。

ICU入院患者の申し送り
9:30時計

09:30

一般病棟で申し合わせ

コメディカルも交えて問題点や方針の共有。

一般病棟での申し合わせ
9:50時計

09:50

一般病棟患者の回診

この日は熱傷面積22%の赤ちゃんの洗浄処置。処置中にDr. Heliでの搬入依頼ありました。

一般病棟患者の回診 一般病棟患者の回診
10:25時計

10:25

Dr. Heli到着

初療室へ搬送しながら患者の容体のチェックとフライトスタッフから申し送りを受ける。

ドクターヘリの到着

初療室で全身状態の把握と診察開始。診断はくも膜下出血。脳外科に血管内治療を行っていただき、ICUへ入院となった。全身管理は当科主治科で、脳外科と一緒に治療していく。

初療室での診察
12:15時計

12:15

中断していた病棟回診。皮下膿瘍切開後の創傷処置。

一般病棟患者の回診 一般病棟患者の回診
12:20時計

12:20

治療方針の確認

急性期は日々病態や全身状態が変化するため、前日からの経過を踏まえ当日の治療方針を決めていく。
教官の鋭い指摘に、ときにタジタジ(汗)。

治療方針の確認
12:25時計

12:25

HCUでの指示出し

担当看護師とリーダー看護師とともに本日の治療方針の共有。

治療方針の共有
12:30時計

12:30

抄読会(この日はonline)

毎週月曜に抄読会。高橋先生の紹介論文と、執行先生の地方会の予行演習を聞く。

抄読会
14:50時計

14:50

容体変化に対応、病態の指導を受ける。

患者さんの様子を見る
16:00時計

16:00

院内救急コール

他科入院患者さんがIVR中に急変。応援要請を受け、駆けつける。気管挿管、全身状態を安定させ、ICUへ移動。

院内救急コールの対応 院内救急コールの対応
18:00時計

18:00

夕食

出前をとり、ホッとする至福のひととき。この日は忙しかったので少し奮発しました。写真は2人分の弁当。

夕食
19:15時計

19:15

医師派遣要請

交通事故でショック(血圧低下)のため現場へ医師派遣の要請あり。救急車が迎えに来て現場へ移動。

救急車で現場に移動

車内で点滴を開始し、エコーでショックの原因を検索しつつ、北大へ搬送。

救急車内でエコー
21:20時計

21:20

HCU入院

頭蓋内出血あり。安静指示下で慎重に経過をみていく。

HCU入院
23:10時計

23:10

診察

重症外傷では時間経過してから出現する合併症や出血があるので評価している。

夜間の診察
0:05時計

00:05

深夜看護師とも適宜治療方針の共有。

治療方針のやりとり
1:05時計

01:05

VV-ECMO導入

ICU入院患者の呼吸不全が進行したため、集中治療部よりECMO導入の応援要請。手術室で透視装置を用いて導入した。

VV-ECMO導入
2:45時計

02:45

就寝。

就寝
6:30時計

06:30

診察し、1日の通算のデータや朝の血液検査結果の確認。

申し送り業務
10:00時計

10:00

帰宅

申し送りが終われば解散となります。

この日は普段よりも忙しい1日でしたが、北大救急での診療内容が少しでも伝わったでしょうか?研修医の先生も、同等の勤務内容となっております。是非我々と、一人でも多くの救える命を救うべく一緒に頑張りませんか?
救急の経験が無く不安、家庭との両立、勤務体系など、何でも相談に応じることが可能などで、救急に少しでも興味がある先生は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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