ナースセンター
2-2救急科病棟
終末期医療や臓器提供等の治療選択時には、医療チームでディスカッションし意思決定支援を行っています。
集中治療を脱した後の患者が対象であるため、フィジカルアセスメントを用いて患者観察・看護を行うとともに、急変時対応訓練を定期的に行っています。
治療やリハビリの継続目的で転院する患者が多いため、転院先へ患者搬送をする機会があることも特徴の一つです。
救急科病棟看護の専門性
- 急性期(集中治療)を脱した後の回復期の看護
- 生活再構築・社会復帰に向けた看護
- 障害受容の看護・終末期・看取りの看護
- 治療選択の意思決定支援・倫理調整
- 救命処置の指導
看護の対象
救急科を診療科とした救急患者、病状が安定し集中治療室から離脱した救急患者(蘇生後脳症、外傷、精神疾患、熱傷、多臓器不全等)及び家族
学べる看護
- 全身観察とフィジカルアセスメント
- 人工呼吸器装着患者の看護
- 危機状態にある患者への看護
- リハビリ看護
- 様々な疾患の看護・搬送中の看護
救急室・救急外来
救急患者は時と場所を選ばず発生するため、幅広い知識とフィジカルアセスメント能力、看護技術が求められます。
院内急変患者発生時には、現場に救急科の医師と初療看護師が出向き、応急処置を行う院内救急体制に参画しています。
院内災害訓練や、CBREN訓練では赤センター(治療センター)に配置され、救護活動を行っています。
救急室・救急外来看護の専門性
- 急性発症、生命危機状態にある患者の救命と苦痛緩和
- 重症患者の初期治療看護
- 危機状態にある患者及び家族への精神的支援
- 各診療科の再診患者の症状別対応と看護
看護の対象
- 院外からの3次救急患者・院内急変患者
- 他院からの重症患者・夜間・休日の再来患者
- 病院到着時心肺停止・多発外傷・急性心筋梗塞・大動脈解離・脳血管障害・敗血症・急性中毒・呼吸不全・多臓器不全・その他ショック状態にある患者
学べる看護
- 一次救命処置・二次救命処置
- 1〜3次救急患者の初期対応とフィジカルアセスメント
- 緊急開胸、開腹、開頭術
- トリアージ・災害時救護班活動・危機介入