北海道大学病院 救命救急センター | 北海道大学大学院医学研究院 侵襲制御医学分野 救急医学教室

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日々の出来事

    2020.1.20 - ESICM参加報告(田原先生編)

    遅くなってしまいましたが、今回は田原先生のドイツ旅行、もといESICM参加の報告です。初めての海外出張でした。

    9月29日-10月2日にかけてドイツ・ベルリンで開かれたESICM(Europian Society of Critical Medicine)に、前川先生・吉田先生・土田先生・高橋悠先生・田原が参加してきました。
    初めての大きな学会発表が海外発表となり、不安に苛まれながらもなんとか発表を終えることができました。各先生方も世界中の集中治療医と議論を交わしつつ、つつがなく発表を終えられていました。
    学会内では新発表の大規模RCTはじめ様々なoral presentationやlecuture,simulation centerが催されており、今後の診療および研究スキル向上へ活かしたいと思います。
    中日には参加者で交流会も行ったほか、移動の途上では市内観光、ビアガーデン、フィットネス、放浪と各々の過ごし方をしていました。

    ESICMベルリンの様子ベルリンの様子ベルリンの様子

    2020.1.16 - 新年会

    少し遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
    今年は救急トリビアや少しの役立つ知識となるような救急ネタも入れていけたらと思って頑張ります。

    先日、北大救急科新年会が行われました。他院で働いていらっしゃる先生もお忙しい中参加していただきました。また来年度は男性2名、女性1名と3名も入局してくれまして、挨拶に来てくれました。

    うれしいことにここ数年毎年入局してくれる先生がおり、当科のモットー「楽しくなければ救急じゃない!」を基に、昨年以上に働きやすい環境にレクリエーションを充実させていきたいと一同思っております。ちなみに2月はスキースノボー温泉合宿です。

    新年会の様子新年会の様子

    2019.12.5 - ECPRシミュレーション研修

    遅くなりましたが、9月に仙台で開催されたECMO講習会に参加してきましたのでご報告します。

    ECMO(Extracorporeal membrane oxygenation)は重症循環不全・呼吸不全に対して用いられる、膜型人工肺を用いた体外式循環回路です。循環維持困難な心原性ショックや閉塞性ショックに加え、難治性VFを中心とした心肺停止患者の蘇生法(ECPR)としても用いられ、当科でも適応患者には積極的に導入を行っています。平成29年の統計によれば、わが国で発生した院外心停止およそ127,018例のうち、一般市民による発症目撃のあった心原性心停止症例は20.1%(25,538人)で、そのうち1ヶ月後生存率、社会復帰率はそれぞれ13.5%(3,444人)、8.7%(2,232人)でした。
    ECPRはこのような、生存・社会復帰ともに期待できる(若年、初期波形がshockableであるなど)院外心停止症例に行われる体外循環式心肺蘇生で、胸骨圧迫を継続しながら大腿動静脈へカテーテルを挿入する技術が必要となるため、決して簡単なものではありません。しかし適切な蘇生により救命・社会復帰できる心停止症例を救うためにも、今回のような講習会を通じて知識・技術ともに磨きをかけておくことは非常に重要であると考えます。

    講習会は仙台で、筆者を含む専攻医3名と救急看護師2名、臨床工学技士2名の7名1チームで参加してきました。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    講習会は、プライミングの方法から始まり、エコーガイド下カニュレーション、急性心不全、重症肺塞栓、ECPR、呼吸不全に対するVV-ECMOなどのシナリオを用いたシュミレーションなど多岐にわたりました。我々チーム北大と一緒に受講していたのは千葉北総救命の皆様で、1日の講習を通じて自施設と他施設の違いを知ることができたのも非常に良かったと思います。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    看護師さんもカニュレーション体験をしました。我々医師も、普段行わないプライミングなどもじっくり体験することができ、非常に勉強になったと思います。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    今回の講習を通じて学んだことを日々に診療に還元できるよう精進していきたいと思います。

    高橋悠希

    2019.11.30 - ESICM参加報告(土田先生編)

    9月28日から10月2日にベルリンで開催されたESICM(欧州集中治療学会)に参加させていただきました。昨年までに引き続き3年連続3回目の参加となりました。
    今回は初めて自分の作成した演題で発表することができました。しかし、やはり自分で行った研究なので解析方法などが未熟であり、そこを参加者たちに鋭く指摘されてしまいました。前回までとは違い、質疑応答に難渋してしまいましたが、自分の未熟さを改めて知ることができ、非常に有益な学会参加となりました。また力をつけて参加させてもらおうと思います。

    実は今回、自分が成長できたのは学会参加だけではありませんでした。むしろ学会以外での方が大きく成長しました。
    1歳と3歳を連れて約1日の移動。借りたwi-fiが不良品だったこと。ベルリン空港でのロストバゲージ。宿泊先アパートの鍵の受け取りができず、雨のベルリンの夜空の下で途方に暮れたこと。
    全てが初体験でした。おむつや携帯の充電器がない状態で宿に到着したが、入れない。wi-fiが繋がらない。アパートの管理者にも連絡がとれない。
    私と妻は極限状態でした。交際以来経験したことのない、一触即発の緊迫感に満ちたすごい雰囲気だったと記憶しています。
    ただ、そんな状況でも、管理者に連絡を取り続けて宿泊室内に導いてくれた地元の人、荷物を取り戻すために親身に動いてくれた空港職員、そして、つらいときにいつもと変わらぬ笑顔を見せてくれた子供たちのおかげで何とか乗り切ることができました。
    自分が強くなったと実感しただけでなく、夫婦、家族の絆が深まった良い経験でした。

    これらの後の学会参加でしたので、正直なところ半ばどうでもいいような状況で発表に臨んでいました。何があっても乗り切れる自信はありました。英会話の練習も(空港で)済んでいる状態でした。

    ベルリン動物園入口

    ベルリン動物園入口

    ベルリンは寂しい町でした。タクシーの運転手に観光名所を聞いても「”門”と”壁”それだけだ」と言われました。
    結局、”門”にも”壁”にも行くことは無く、学会の合間にベルリン動物園とKaDeWeに行っただけでした。
    KaDeWeは素晴らしいデパートでした。ヨーロッパ最大のデパートといわれることもあり、全てのものが揃っているし、料理も私たちの舌に合う大満足のものでした。おもちゃ・ぬいぐるみの質も高く、チョコレートやバターもパリより安価でおいしいです。

    ピラルク

    動物園のピラルク

    チョコレート売り場

    KaDeWeのチョコレート売り場

    疲弊していたせいか、良い写真がありませんでした。お許しください。

    聞くところによると、他の先生方もベルリンでロストバゲージされたようです。
    もう行くことはないでしょう。Danke schön Berlin!

    2019.11.25 - CBRNE研修

    今回は高橋正樹先生の研修報告です。

    11月2日〜4日に筑波大学で開催されたNBC災害・テロ対策研修に参加しました。
    本研修はNBC(核・生物・化学兵器)を対象にした特殊災害のトレーニングで、座学・スキルステーション・実働訓練から成る3日間のプログラムとなっています。全国各地から15施設、75人の受講者が集まり、北大からは医師2名、看護師2名、放射線技師1名のチームで参加してきました。

    研修のインストラクターには、国内から各分野の専門家が集まり、特殊災害についての最新の知見を学ぶことができました。特に、除染やトリアージについては、ここ数年で考え方が変化したようで、当院の災害マニュアルもアップデートが必要であることを実感しました。最終日には個人防護具を着用した上での実働訓練があり、緊迫感のあるシミュレーションを行うことができました。

    来年には札幌でオリンピック マラソン・競歩が開催されることが決まり、有事に備えて万全を期するべく、当院でも準備・訓練を計画しています。

    CBRNE研修CBRNE研修CBRNE研修の打ち上げ

    2019.10.26 - 救急医学会参加

    秋は救急医学会総会の季節です。少し遅くなりましたが先日の救急医学会の報告です。今年度から入局された先生も発表され討論は盛り上がっていました。夜は、普段なかなかお話しする機会のない同門の先生方との打ち上げもあり楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

    いま札幌では紅葉が見頃となっており、観光名所になっている北大のイチョウ並木もきれいに黄色に染まっております。

    最後に、イチョウといえば銀杏。銀杏を食いすぎるとめまい、嘔吐、痙攣、意識障害といった銀杏中毒を起こす可能性があると日本中毒情報センターから注意が促されています。銀杏の成分がビタミンB6の働きを阻害するそうです。子供は7個以内、大人は40個以内に留めるのが目安とされていますが、個人差はあるので取りすぎには注意しましょう。

    救急医学会救急医学会救急医学会救急医学会の打ち上げ北大のイチョウ並木

    2019.9.23 - 北大病院 災害医療訓練

    先日、北海道大学病院全体で災害医療訓練を実施しました。
    まだ記憶に新しい胆振日高東部地震のような大規模災害などが札幌近郊で発生した際に災害拠点病院として機能できるよう毎年行われています。
    これとは別に救急科としては、先日の吉田先生の記事のように、北海道あるいは全国での災害発生時に支援できるようDMAT(Disaster Medical Assistance Team)の訓練も参加したりしています。

    災害医療訓練災害医療訓練災害医療訓練

    2019.9.16 - DMAT政府訓練

    またまた吉田先生から災害医療訓練について報告がありました。

    今年の北大病院からのDMAT政府訓練参加は、総勢13名(医師6、看護師4、ロジスティック3)の大所帯でした。
    毎年全国のDMAT隊(災害医療支援チーム)が一斉に集まって大規模訓練をしています。今年は首都直下型地震を想定した訓練でした。
    訓練日の朝7時半に成田空港に参集。北大チームは埼玉県草加市での活動の命を受けたため、草加市立病院までレンタカーで移動し、現着後は2チームに分かれて、それぞれ埼玉県東部活動拠点本部と草加市立病院の病院支援本部を立ち上げ、運営を手伝ってきました。

    昨年の香川県での空港の訓練と比べると、室内だった分まだマシでしたが、札幌から出向いた我々にとっては十分暑かったです。
    夜はホテル近くの居酒屋で打ち上げをし(暑い日の冷えたビール 最高(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾)、翌日、台風から逃げるように帰ってきました。

    DMAT政府訓練DMAT政府訓練訓練打ち上げ

    2019.9.4 - クラークさんの送別会

    救急科を日々支えてくれていたクラークさんが結婚を機に退職されることになり、送別会が先日行われました。幸せなご家庭を築かれることを一同願っております。
    ちなみに、お誕生日席にいるのは当科の先生です。

    送別会送別会

    2019.8.26 - 救急レクリエーション

    再び当科新星の田原先生からの報告です。

    普段は当直・外勤が多くなかなか一堂に会する機会の少ない救急科ですが、今年は有志によるレクリエーションも盛んに行なっております。
    7月6日には当科としてはおそらく初めて札幌ドーム開催のリレーマラソンに参加してきました。
    日頃からランニングに励んでいるスタッフや、先生のお子さん達にも手伝ってもらい、なかなかの好タイムでゴールすることができました。
    ゴール後は晴天の下でのビアガーデンもあり、初夏の爽やかさを満喫した1日でした。

    8月11日には、Y先生待望の企画として千歳のアウトレットモールで脱出ゲームに挑戦してきました。各チーム出没するゾンビに怯えたり、暗闇の中ではぐれたりしながら、全員時間内に脱出成功となりました。

    このように職種を超えた交流の機会も多く図っており、今後も季節に応じた行事を行なっていく予定です。

    リレーマラソン脱出ゲーム

    2019.8.19 - 日高空知管内MC

    今回は田原先生からの報告です。

    北海道大学病院救急科は日高・空知管内のMedical Control(以下MC)も担当しています。
    MCとは、傷病者を救急現場から医療機関へ搬送する間に救急救命士が実施する医行為に対して、医師の指示または指導・助言および検証することにより、それらの医行為の質を保証するものです。日高地方救急隊と年に3回ほど研修会や症例検証を行っています。今回は7月16日に行われた日高管内救急活動研修会に、方波見先生、吉田先生、高橋(悠)先生、田原の4名で参加してきました。

    今回はターニケットおよびサムスリングの実地講習を行い、初の試みとして幹事の日高西部消防が用意したシナリオを基にしたシュミレーション講習を実施していました。
    救急医として働いていても病院前救護の様子を1から見る機会はなかなかなく、緊張感を持った救護活動の様子をみて改めて勉強になりました。普段は遠隔地からのMCとなるため電話連絡や書類でのやりとりが主となるのですが、「お互い顔の見える関係を大切に」ということで活動内容等について忌憚なく話し合っていました。

    会議終了後は門別競馬場での懇親会を行なっていただきました。熱いジンギスカンを食べながら、競馬に熱くなる先生もいらっしゃいました。

    日高空知管内MCジンギスカン門別競馬場

    2019.7.29 - 原子力災害医療研修

    今回は吉田先生からの研修の報告です。

    先週の日曜日、和田先生に引率して頂き、看護師三人と「原子力災害医療派遣に係る専門研修」に行ってきました。
    講義と実習を交互に行う形式だったのですが、最後はタイベック(防護服)を来ての実習でした。講義棟は冷房全開でとても寒かったですが、タイベックを着た途端、猛暑です。暑いし、耳まで覆われていて、話も聞こえずらいし、これを着ての医療行為はめちゃくちゃやりずらいですね。
    今回は訓練で冷房がきいた室内実習だったのでまだマシでしたが、夏の本州を想像すると。。。。原子力災害は二度と起こらないでほしいですね。

    原子力災害医療研修原子力災害医療研修原子力災害医療研修

    2019.7.22 - 日本血栓止血学会教育セミナー

    血栓止血学会から若手医師を対象としたセミナーです。
    このセミナー今年で7回目になりますが、様々な角度からの血栓止血学をこってりと学ぶことができる会です。ご興味のある方は是非。

    「はじめよう 血栓止血学への第一歩」
    第7回教育セミナーは次世代を担う医師として総合的なパフォーマンスを向上させると共に、血栓止血領域への興味を喚起し将来血栓止血学に関する研究や臨床を選択する人材の育成を目的としたセミナーです。

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    対象 血栓止血学ビギナーズ 若手医師(初期・後期研修医を含む)
    日時 2019年10月26日(土)~10月27日(日)
    1日目 12:55~22:00(予定) 2日目:8:00~13:50(予定)
    会場 クロス・ウェーブ船橋
    船橋市本町2-9-3 TEL:047-436-0111
    受講料 20,000円(若手医師)
    10,000円(初期・後期研修医) (参加決定後、事前にお振り込み頂きます)
    認定医制度業績単位 20単位
    申込先 オンラインでのお申込になります。
    申込開始 2019年7月19日(金)正午
    問合先 日本血栓止血学会第7回教育セミナー運営準備室
    E-mail: jsth-eseminar@c.shunkosha.com

    *定員は50名となっております。申込締切後、学年等を考慮し参加者を決定いたします。
    *宿泊費・交通費につきましては、受講者負担とさせていただきます。

    日本血栓止血学会教育セミナー

    2019.7.18 - 優秀科目賞受賞

    本学医学科では、講義終了後に学生から各授業の質に対する評価をいただきます。今回医学科3年生から、臨床系専門授業のうち当科救急医学と麻酔医学の合同の授業が評価され、優秀科目賞をいただきました。

    表彰状

    2019.7.8 - 長期選択実習(3)~決して3番目の希望だった訳ではございません~

    早いもので最後のクールとなりました。前クールは、北海道大学全学部共通の「お菓子サークル」を立ち上げたクールだったようです。(※全国の医学系大学では医学部学生のみの集まる部活やサークルも存在します)

    今回はどのようなエピソードがあるのでしょうか、新クールの学生さんの活動に期待します。

    長期選択実習

    2019.6.24 - 7月21日救急科医局説明会を開催します

    7月21日(日)18時より医局説明会を行います。

    多発外傷、重症熱傷、心停止、敗血症、DIC…etc、北海道大学病院救急科には、札幌や近郊以外だけでなく全道から重症患者が搬送されます。また院内急変コールにも対応しています。
    救急科は重症患者の蘇生、急変時初期対応だけでなく各科専門治療後の全身を診て管理を行っていきます。またICUでの集中治療も研修可能です。最新の知見も精力的に取り入れ、さらに学術研究も盛んに行っており、希望あれば海外での学会発表、論文執筆もできます。
    また女性救急医、子育て救急医も多数在籍し、育児との両立を目指しシフトの相談も可能です。

    少しでも興味がある方、お気軽な気持ちで是非ご参加ください。またその日が都合の悪い方、見学希望な方もお気軽にお問い合わせください。

    [連絡先]
    TEL: 011-706-7377
    メールはこちら

    医局説明会のお知らせ

    2019.6.12 - 研修報告~ENLS~

    ENLS

    今回神経救急学会とENLS(Emergency Neurological Life Support)コースを受講しに大阪の高槻市に行きましたのでその報告です。

    ENLSコースはNeurocritical Care Society(NCS)で開発されたさまざまな神経救急傷病者における最初の1時間に行うべき評価と治療を重点的に学習するコースです。

    午前中は西日本で警報が出るくらいの大雨だったようですが、午後の飛行機には影響は無く無事到着。炭酸風呂という全国的には珍しいお風呂がある天然温泉付きのホテルに泊まりました。炭酸泉の効果はヨーロッパでは古くから研究されており、炭酸は皮膚から吸収されやすく血管拡張作用とボーア効果による酸素供給が期待されるといった内容でした。ボーアと聞いてBoAを先に思い出した人は40歳台くらいでしょうか。Hb酸素解離曲線のアレのことです。弱炭酸水に入っているような軽いシャワシャワ感があり皮膚には気泡がつき、湯に浸かった部分は赤くなり、血管が開いているんだろうなと実感しました。ただ小生は途中で気になったことに、CO2が吸収されるのなら肺機能が落ちていたらCO2ナルコーシスにならないのだろうか、という点です。「温泉に入浴する度にCO2ナルコーシスによる意識障害を繰り返し搬送された一例」。まぁそんなに血中CO2濃度が上がるわけではないんでしょうね。

    ENLSコースは全14のテーマを1日で一気に学ぶのでハードです。お腹もすきます。夜ご飯は、これまでなかなか大阪に行く機会に恵まれ無かったため広島出身の小生としては本場の「関西風」お好み焼きを食べに行きました。ちなみに広島ではお好み焼きと言えばキャベツ、もやし、豚肉、焼きそばの層状構造の「広島風お好み焼き」を指し、具を混ぜて焼くお好み焼きは「関西風お好み焼き」と表現します。なので、我が家では「今日の晩御飯がお好み焼きだよ」というと小生が作ったお好み焼き(注:世間でいう広島風お好み焼き)となります。子供らがお好み焼きをどう認識していくのか楽しみです。それと、広島に行った際には「広島風」と断る必要はありません。Do in Hiroshima as Hiroshimans do.です。

    ということで、「関西風」お好み焼きを食べに行きました。小麦でなく米粉を使用しており素材にこだわったお好み焼き屋で、ふんわりとして柔らかく美味しかったです。たぶん空気を混ぜるのがポイントなんでしょう。ソースも馴染みのあるオタフクソースとは味が異なる印象(注:企業秘密で中身は不明)で、その点も美味しく感じたアクセントだったのかもしれません。ソースには地域性があるようで、広島ではオタフク、北海道や関東ではブルドック、東海ではコーミなどと、地域によってシェアが変わるみたいで、飲み会のネタや新たな出会いのきっかけになるかもしれません。是非お試しを。

    今回学んだことを反芻し、明日からの診療に役立つように心がけたいです。

    2019.6.6 - 送別会

    救急医学講座の秘書さんが結婚を機に退職することになり、送別会が行われました。
    日々我々を縁の下の力持ちで支えてくれ感謝の気持ちでいっぱいです。
    また飲み会ではプライベートな部分も見せてくれ、楽しい思い出を残してくれました。

    救急科一同、末永いお幸せをお祈りしています。

    送別会

    2019.5.23 - 長期選択実習(2)~導かれし者たち~

    早いもので令和へと時代が変わり、救急科選択実習も2クール目となりました。
    平成最後の学生から、今週(5/20)から令和初の長期選択実習学生がやってまいりました。なんとやる気に満ちあふれた表情の集まりでしょうか。是非将来救急医を目指してもらいたいです。

    前グループでは、休み明けギリギリまでブラジル旅行していたとか、そして飛行機に乗り遅れて初日遅刻したとか、北大救急に向いていそうな学生がいました。今回はどんな人が来たのでしょうか、非常に楽しみです。

    我々一同、気分一新して一緒に頑張っていきます。

    長期選択実習

    2019.5.1 - 長期選択実習(1)~選ばれし者たち~

    4月新学期が始まり、医学部6年生では長期選択実習というものが始まりました。5年生のときに北大病院で実習をした全診療科の中から3科ほど選択して、各科4週間ずつ長期実習するものです。つまり救急科には4週間ずつ3グループの学生が学びに来てくれます。
    救急科は、色々な意味で例年人気との噂のようで、幾多の難関を突破(?)して選ばれてきた学生の中の最初のグループが来ました。
    5年生のカリキュラムとは異なり、時間に余裕がある中で救急科がどういった科なのかできるだけ多く経験してもらいたいですし、最終的に選択して良かったと思える実習にしてあげたいです。
    そして救急に興味を抱き、北大救急とはならなくても救急の道を進んでくれる先生になってくれることを期待します。(でもやはり北大救急を選んで欲しいです。)

    長期選択実習