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日々の出来事

    2022.10.7 - 土田拓見医師が大学院を卒業

    当科の土田拓見医師が先日大学院を卒業し、さらに第18回音羽博次奨学基金奨学金を受賞しました。どちらも当救急医学教室開設以来初の出来事となります。

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    みなさまのおかげで大学院卒業を果たし、さらには音羽博次奨学基金奨学金を受賞することもできました。私の研究に関わってくださった方々、職場や家庭で私を支えてくださった全ての方々に感謝しています。
    奨学金授与式では、大学同期の千葉先生(血液内科)、横田先生(整形外科)と再会することができ大きな刺激をいただきました。
    これからは、皆様にいただいた力を後進に還元できるように、職場でも家庭でも精一杯頑張っていきたいと思います。引き続きよろしくお願い申し上げます。

    土田拓見

    土田拓見医師土田拓見医師

    2022.10.7 - 札幌医大で開催されたECMO研修に参加しました

    COVID-19に対応するためのECMO講習が札幌医大にて9月3日、4日に開催されました。救急1年生でこれまでにECMOの管理を経験したことのない“初心者”ではありましたが、貴重な機会と思い今回の講習に参加させていただきました。

    医師2人・看護師さん1人・MEさん1人を1チームとして北大からは2チームの参加でした。きちんとやれるか心配でしたが、心強いチームメンバーに支えられ、充実した研修となりました。
    座学では圧アラームやSpO2低下をどこまで許容するかといったECMOの話だけではなく、人工呼吸器管理や肺エコーなど幅広い内容でした。特に人工呼吸管理についてはP0.1やEITなど何となく知っていた・初めて聞く知識がすっと整理されました。
    午後の実習では、緊急対応・院内移送・腹臥位と実用的な3つのテーマでした。ここでの経験から数日後の実業務での、ECMO患者さんの院内移送は安心してあたることができました。
    2日目は広域搬送の意義と、実際の救急車の中でのECMO管理がいかに難しいかということを学びました。患者さんのいる病院に赴いてのECMO導入だけではなく、COVID-19で医療崩壊の危機に瀕していた時の複数医療機関に患者さんを割り振ることで医療崩壊を防ぐという災害医療としての見かたには驚きました。

    学ぶことばかりの非常に有意義な2日間でした。こういった勉強会には積極的に参加していきたいものです。

    2022.9.21 - 医局レクレーション

    久々の投稿となってしまいました。コロナの影響を受け多くの行動制限を余儀なくされてきましたが、先日救命救急センタースタッフ内で数年ぶりのレクレーションを行うこととし、札幌ドームで行われたリレーマラソンに参加してきました。
    1周2kmのコースを10人のメンバーで1周ごとに襷を渡しながら42.195kmをひたすら走り切るというものです。医師、看護師、薬剤師で集まり楽しんできました。
    当科の期待の専攻医達にも頑張って頂きましたが、T.N先生は走り終わった後に動けなくなる程疲弊したようです。

    医局レクレーションの様子

    そもそもマラソンをするというのになぜ“チノパン”なのかよくわかりません。野球観戦に札幌ドームに来た人の格好です。走り終わった後に顔面蒼白となっていたようですが、優秀な救命救急センタースタッフが揃っており、迷走神経反射として速やかに対応していたのも我々の成せる事であったでしょう。

    医局レクレーションの様子

    北海道マラソンにも参加し完走してきた管理人です。管理人と現在市立札幌病院で勤務されているO.T先生が多く距離を走る結果となりました。若手専攻医の先生たち、もっと頑張ろう。

    医局レクレーションの様子

    救命救急センターの女性専攻医と看護師たちです。Y.Y先生のユニフォームは中村俊介選手のものですね。懐かしさを感じました。

    職種に関係なく和気藹々とやっております。少しずつレクレーションなどまた行っていければ良いですね。

    2022.6.25 - 専攻医紹介 山田侑可子先生

    高橋直希先生に引き続き、山田先生にお話を伺いました。
    山田先生は、管理人が市立札幌病院在職中に初期研修医として勤務しており、熱心な勤務姿勢が好印象な先生でした。麻酔科へ進むものと思っていましたが、突然救急に入局宣言してくれた先生です。悪戦苦闘しながら頑張る姿をぜひ見に来てください。

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    救急科を志したきっかけ。
    私が医師を目指したきっかけは、身内の闘病生活を経験したことにあります。多忙な中でも患者だけでなく、家族にも親身に対応してくださった担当医に感銘を受け、私もいつか患者や家族の心に寄り添える医師になりたいと考えるようになりました。学生の時に初めに興味を持ったのは麻酔科でした。術中の全身管理を行い、あらゆるトラブルに備え対応する麻酔科医に憧れたためです。その後、初期研修中に、救急外来での初期診療をもっと経験したいと考えていた時に、北大救急科を見学する機会がありました。北大救急科は救命救急センターで3次救急の患者を受け入れています。重症患者の病態の安定化と原因検索、治療する姿や、患者や家族の心に寄り添う先生方を拝見し、これは私の目指してきた医師像だと感じました。このような理由から私は北大救急科への入局を決めました。

    入局2ヶ月での感想
    カルテや医療機器などがこれまで経験してきたものと異なるために、慣れるのに時間がかかることが多くありました。この2ヶ月間、主に北海道大学病院救急救命センターにおいて3次救急の患者の対応や重症患者の管理などに携わりましたが、新しく学ぶことが多く、充実した日々を過ごしております。指導医の先生も多くいるため、いつでも丁寧に指導してもらえ、北大救急科を選択して間違いなかったと感じています。技術も知識も、焦らずに時間をかけて多くのことを吸収し成長していけたらと思っています。

    2022.6.23 - 救急科医局説明会を開催します

    北海道大学病院救急科の医局説明会を下記日程で開催します。

    1回目:7月18日(月祝) 15:00〜
    2回目:7月22日(金) 18:30〜

    QRコードから申し込み可能です。
    たくさんの方のご参加お待ちしています!

    医局説明会のお知らせ

    2022.6.8 - 北大救急twitterアカウント開設

    Twitterアカウント開設しました。主に3年目の専攻医が、抄読会の内容や書籍などtweetしていく予定です。専攻医の様子が垣間見れると思いますので、ぜひご覧ください。

    2022.6.1 - 専攻医紹介 高橋直希先生

    新医局員が入局して2か月が経ちました。日々悪戦苦闘しながらも皆上級医に食らいつきながら頑張っています。
    2か月経った現在、専攻医の高橋直希先生に学生、研修医へのメッセージを込めてお話を伺いました。
    独特の穏和な雰囲気を持つ彼の頑張る姿をぜひ皆さん見に来てください。

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    もともと救急の知識は医師として不可欠だろうと漠然と思っていた。医師資格を取り最初の年。救急外来で右往左往する中、外勤でやってきた北大救急の先生の、それぞれの患者さん毎に適切な方針を最短で決めながら研修医に指導もするという『デキる姿』は輝いて見えた。そんな憧れの北大救急で働き始めて2か月。最初は不安も大きかった24時間勤務にも、ようやく少し慣れてきた。勤務明けの昼頃までに上がれるのはありがたい。

    北大救急の研修プログラムは、救急車対応と集中治療管理、また外勤を通して1〜2次の対応を学ぶ。救急初期対応や集中治療への経験・勉強の不足を恥じながらも、ベテラン先生に支えられながら一緒に対応していく中で、ここでの診療もできることが少し増えた。
    CV・FDLが入れられた、経口挿管、経皮的気管切開ができた、持続インスリンでの血糖コントロールができた、低K血症の補正ができた、栄養管理ができた。
    超重症な患者への介入は緊張するが、ベテラン先生に確認を取りながら選択できるので安心して適応や投与量の塩梅がつかめ始めたように思う。

    救急や集中治療に興味のある方はぜひ一度、北大救急を覗いてみてほしい。
    3次救急・集中治療という高度医療を、医師3年目というまだまだ成長途中の身だからこそ受けられる指導を通して学べる環境は中々ないのではないだろうか。

    2022.4.8 - 新年度のご挨拶

    新年度になり人事異動で大学の医員も大きくメンバーが変わりました。
    まずは管理人の挨拶から。

    前任の定本医師から当ホームページ管理人を引き継いだ高橋悠希と申します。コロナと戦い続ける2年間を経て4月から大学に戻ってきました。本年度の北大救急は高橋が3人という異常事態となってしまいましたが、管理人は私、悠希(Y)が務めさせていただきます。
    本年度は3名の新たな専攻医を迎えることができましたので、追々ご紹介していく予定ですし、救急に興味のある学生・初期研修医の参考となるよう、彼らの今後の成長が見えるような記事にしていきたいと思います。その他にもできるだけ積極的に更新していきたいと思いますし、またホームページの大幅リニューアルも計画されていたという状態での引き継ぎとなりましたので、できる限り盛り上げていければと思います。宜しくお願い致します(ただしホームページの管理などは全くの未経験者ですので、皆様どうぞ温かい目で見守ってあげて下さい・・)。

    2021.12.22 - 北大救命センターが12月24日に始動

    北大救命センターが12月24日に始動します。
    12月21日付の北海道新聞朝刊でも紹介されました。

    北海道新聞の記事

    2021.12.7 - 学会報告(仙波先生)

    学会報告です。

    初の救急医学会総会・学術集会に参加させて頂きました。
    右も左もわからず、まずどの講演を聞いたらいいのか、一人で行動していていいのか不安のままうろついていましたが、興味のある講演をいくつか聞かせて頂き、最新の知見や全国の皆様の珍しい症例や未だ治療方針に一定の見解のないものなどに触れることができ、とても面白かったです。
    私自身も発表の機会を頂き、直前は緊張してホテルで一人予演会を数十回繰り返していましたが(笑)、ご指導頂いた和田先生のおかげで無事終えることができました。この場を借りて再度お礼を申し上げます。
    総会という大きな場での発表は緊張しましたが、とてもいい経験になりました。
    また次の機会に向けて日々頑張ろうと思いました。

    2021.10.30 - 熱傷講演会

    広範囲熱傷は治療中の合併症が多く重症につれて生存率も低下します。創部の治療だけでなく、栄養やリハビリテーションの重要性も高くコメディカルも含めたチームでの長期治療を要します。

    今回、全国トップクラスの経験をもつJCHO中京病院の黒木先生の講演が開催されます。
    貴重な機会であり、救急集中治療に携わる医師以外でも、興味のある方は是非この貴重なWeb講演をお聞きにいらしてください。

    熱傷講演会熱傷講演会

    2021.10.6 - 救命救急センター開設へ!

    少し前のニュースですが、北大病院に救命救急センターが開設される予定です。
    現在はECMO治療など一部の重症例はICUでの治療となっておりますが、今後救命センターでの治療に移行します。

    北大病院救急科の特徴として、搬入から退院まで当科主治医として入院加療を行っていますが、救命センター開設に伴いさらにシームレスな治療を行うことが出来るようになります。開設にむけて救急科看護師さんもICUで研修を受けたりと準備しています。

    医局説明会は行いましたが、引き続き200万人を超える札幌および札幌近郊における最重症の三次救急の第一線でともに研鑽を積む同士も募集しています。
    見学や説明会など可能な限り個別に対応致しますのでお気軽に連絡ください。

    北海道医療新聞記事

    2021.7.2 - 救急科医局説明会を開催します

    お待たせしました、北海道大学病院救急科の医局説明会を下記日程で行います。

    1回目:7月11日(日) 16時より
    2回目:7月24日(土) 16時より

    新型コロナウイルス感染症流行により密を避けるために今年はオンライン(ZOOM)で行います。

    北大病院救急科の主な特徴です。

    1. 当院へは多発外傷、重症熱傷、敗血症…etc、札幌圏以外に全道から重症患者が搬送されます。
    2. 重症患者の蘇生など初期対応だけでなく、各科専門科治療後の全身管理も行い退院まで診ていきます。不幸にも脳死に至った場合には、臓器提供移植の管理を行うこともあります。
    3. 大学病院という場であり、最新の知見も精力的に取り入れ、その道の第一人者の先生からも指導を受けられます。
    4. 臨床以外に学術研究も盛んに行っており、論文執筆や基礎研究にも励んでいる先生(強制しません)もいます。興味あれば後期研修医からでも可能です。
    5. 家庭やQOLを重視する職場であり女性救急医、子育て救急医も多数在籍しています。育児と臨床と大学院在籍の三刀流の先生もいるくらいです。
    6. 経験によりICUでの集中治療の研修も可能で、集中治療専門医の資格も取得可能です。現在救命センターの立ち上げも行っています。

    後期研修として救急研修を希望の方、他院救急科所属だけど重症症例のスキルを磨きたい方、臨床研究に興味がある方、など少しでも興味があればお気軽な気持ちで是非ご参加ください。
    上記日程で都合の悪い方は個別対応も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

    新型コロナウイルス感染症流行に伴い、難しい点もありますが見学希望な方もご連絡いただければ可能な限り対応致します。

    皆様のご参加を一同お待ちしております。

    医局説明会のお知らせ

    2021.6.16 - 当科の執行先生がインタビューされました

    札幌では5月から新型コロナウイルス感染の方が急速に増えました。
    入院あるいは宿泊療養が決まるまで自宅で待機している間に、酸素が必要になるなど呼吸状態が悪化する方もおり、緊急避難的に一時的な入院待機ステーションが創設されました。
    そちらでの勤務中でのインタビュー映像です。

    道民の皆様のご協力もあり、少しずつ感染者数は減少傾向になってきております。当科では微力ながらも皆様のお役に立てるよう保健所、入院待機ステーションやワクチン接種などにも派遣を行って参ります。

    2019年流行語大賞「ONE TEAM」。まさにこの気持ちで、一日も早くこの感染症を克服できるよう皆様と共に頑張っていきたいと思います。

    執行先生のインタビュー

    2020.6.1 - 7月18日救急科医局説明会を開催します

    7月18日(土)17時より医局説明会を行います。

    多発外傷、重症熱傷、心停止、敗血症、DIC…etc、北海道大学病院救急科には、札幌や近郊以外だけでなく全道から重症患者が搬送されます。また院内急変コールにも対応しています。
    救急科は重症患者の蘇生、急変時初期対応だけでなく各科専門治療後の全身を診て管理を行っていきます。またICUでの集中治療も研修可能です。最新の知見も精力的に取り入れ、さらに学術研究も盛んに行っており、希望あれば海外での学会発表、論文執筆もできます。
    また女性救急医、子育て救急医も多数在籍し、育児との両立を目指しシフトの相談も可能です。

    近年は教育にも力をいれており、現在は毎週の抄読会の他に科内行事に付属してショートレクチャー&レクリエーションを不定期に行っております。今回の説明会ではその一端を体験していただきたく、説明会前に医員・教員による10分程度のショートレクチャーを複数予定しております。
    少しでも興味がある方、お気軽な気持ちで是非ご参加ください。またその日が都合の悪い方、見学希望な方もお気軽にお問い合わせください。

    2019年度レクリエーション
    [6月]ラフティング
    [7月]リアル脱出ゲーム
    [8月]マラソン、リアル脱出ゲーム2
    [11月]観楓会、温泉
    [1月]雪合戦

    医局説明会のお知らせ

    2020.1.29 - てんかんセミナーのお知らせ(中止)

    3月19日(木)開催予定の「てんかんセミナー」は中止となりました。

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    集中治療をうけるような重症患者では痙攣を起こすことは稀ではなく、近年では、いわゆる全身がガクガク震えるような痙攣を認めないようなてんかん重積を見落とさず、しっかりと抑えることが重視されています。
    今回、てんかん領域において御高名な先生に講演していただけることになりました。救急集中治療に携わる医師以外でも、興味のある方は是非この貴重な講演をお聞きにいらしてください。

    てんかんセミナーてんかんセミナー

    2020.1.20 - ESICM参加報告(田原先生編)

    遅くなってしまいましたが、今回は田原先生のドイツ旅行、もといESICM参加の報告です。初めての海外出張でした。

    9月29日-10月2日にかけてドイツ・ベルリンで開かれたESICM(Europian Society of Critical Medicine)に、前川先生・吉田先生・土田先生・高橋悠先生・田原が参加してきました。
    初めての大きな学会発表が海外発表となり、不安に苛まれながらもなんとか発表を終えることができました。各先生方も世界中の集中治療医と議論を交わしつつ、つつがなく発表を終えられていました。
    学会内では新発表の大規模RCTはじめ様々なoral presentationやlecuture,simulation centerが催されており、今後の診療および研究スキル向上へ活かしたいと思います。
    中日には参加者で交流会も行ったほか、移動の途上では市内観光、ビアガーデン、フィットネス、放浪と各々の過ごし方をしていました。

    ESICMベルリンの様子ベルリンの様子ベルリンの様子

    2020.1.16 - 新年会

    少し遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
    今年は救急トリビアや少しの役立つ知識となるような救急ネタも入れていけたらと思って頑張ります。

    先日、北大救急科新年会が行われました。他院で働いていらっしゃる先生もお忙しい中参加していただきました。また来年度は男性2名、女性1名と3名も入局してくれまして、挨拶に来てくれました。

    うれしいことにここ数年毎年入局してくれる先生がおり、当科のモットー「楽しくなければ救急じゃない!」を基に、昨年以上に働きやすい環境にレクリエーションを充実させていきたいと一同思っております。ちなみに2月はスキースノボー温泉合宿です。

    新年会の様子新年会の様子

    2019.12.5 - ECPRシミュレーション研修

    遅くなりましたが、9月に仙台で開催されたECMO講習会に参加してきましたのでご報告します。

    ECMO(Extracorporeal membrane oxygenation)は重症循環不全・呼吸不全に対して用いられる、膜型人工肺を用いた体外式循環回路です。循環維持困難な心原性ショックや閉塞性ショックに加え、難治性VFを中心とした心肺停止患者の蘇生法(ECPR)としても用いられ、当科でも適応患者には積極的に導入を行っています。平成29年の統計によれば、わが国で発生した院外心停止およそ127,018例のうち、一般市民による発症目撃のあった心原性心停止症例は20.1%(25,538人)で、そのうち1ヶ月後生存率、社会復帰率はそれぞれ13.5%(3,444人)、8.7%(2,232人)でした。
    ECPRはこのような、生存・社会復帰ともに期待できる(若年、初期波形がshockableであるなど)院外心停止症例に行われる体外循環式心肺蘇生で、胸骨圧迫を継続しながら大腿動静脈へカテーテルを挿入する技術が必要となるため、決して簡単なものではありません。しかし適切な蘇生により救命・社会復帰できる心停止症例を救うためにも、今回のような講習会を通じて知識・技術ともに磨きをかけておくことは非常に重要であると考えます。

    講習会は仙台で、筆者を含む専攻医3名と救急看護師2名、臨床工学技士2名の7名1チームで参加してきました。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    講習会は、プライミングの方法から始まり、エコーガイド下カニュレーション、急性心不全、重症肺塞栓、ECPR、呼吸不全に対するVV-ECMOなどのシナリオを用いたシュミレーションなど多岐にわたりました。我々チーム北大と一緒に受講していたのは千葉北総救命の皆様で、1日の講習を通じて自施設と他施設の違いを知ることができたのも非常に良かったと思います。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    看護師さんもカニュレーション体験をしました。我々医師も、普段行わないプライミングなどもじっくり体験することができ、非常に勉強になったと思います。

    ECPRシミュレーション研修ECPRシミュレーション研修

    今回の講習を通じて学んだことを日々に診療に還元できるよう精進していきたいと思います。

    高橋悠希

    2019.11.30 - ESICM参加報告(土田先生編)

    9月28日から10月2日にベルリンで開催されたESICM(欧州集中治療学会)に参加させていただきました。昨年までに引き続き3年連続3回目の参加となりました。
    今回は初めて自分の作成した演題で発表することができました。しかし、やはり自分で行った研究なので解析方法などが未熟であり、そこを参加者たちに鋭く指摘されてしまいました。前回までとは違い、質疑応答に難渋してしまいましたが、自分の未熟さを改めて知ることができ、非常に有益な学会参加となりました。また力をつけて参加させてもらおうと思います。

    実は今回、自分が成長できたのは学会参加だけではありませんでした。むしろ学会以外での方が大きく成長しました。
    1歳と3歳を連れて約1日の移動。借りたwi-fiが不良品だったこと。ベルリン空港でのロストバゲージ。宿泊先アパートの鍵の受け取りができず、雨のベルリンの夜空の下で途方に暮れたこと。
    全てが初体験でした。おむつや携帯の充電器がない状態で宿に到着したが、入れない。wi-fiが繋がらない。アパートの管理者にも連絡がとれない。
    私と妻は極限状態でした。交際以来経験したことのない、一触即発の緊迫感に満ちたすごい雰囲気だったと記憶しています。
    ただ、そんな状況でも、管理者に連絡を取り続けて宿泊室内に導いてくれた地元の人、荷物を取り戻すために親身に動いてくれた空港職員、そして、つらいときにいつもと変わらぬ笑顔を見せてくれた子供たちのおかげで何とか乗り切ることができました。
    自分が強くなったと実感しただけでなく、夫婦、家族の絆が深まった良い経験でした。

    これらの後の学会参加でしたので、正直なところ半ばどうでもいいような状況で発表に臨んでいました。何があっても乗り切れる自信はありました。英会話の練習も(空港で)済んでいる状態でした。

    ベルリン動物園入口

    ベルリン動物園入口

    ベルリンは寂しい町でした。タクシーの運転手に観光名所を聞いても「”門”と”壁”それだけだ」と言われました。
    結局、”門”にも”壁”にも行くことは無く、学会の合間にベルリン動物園とKaDeWeに行っただけでした。
    KaDeWeは素晴らしいデパートでした。ヨーロッパ最大のデパートといわれることもあり、全てのものが揃っているし、料理も私たちの舌に合う大満足のものでした。おもちゃ・ぬいぐるみの質も高く、チョコレートやバターもパリより安価でおいしいです。

    ピラルク

    動物園のピラルク

    チョコレート売り場

    KaDeWeのチョコレート売り場

    疲弊していたせいか、良い写真がありませんでした。お許しください。

    聞くところによると、他の先生方もベルリンでロストバゲージされたようです。
    もう行くことはないでしょう。Danke schön Berlin!

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