北海道大学病院 救命救急センター | 北海道大学大学院医学研究院 侵襲制御医学分野 救急医学教室

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ESICM(欧州集中治療学会)参加報告 土田先生2017.10.17

指導医の皆様のお力添えで、9月23〜27日に開催されたESICM(欧州集中治療学会)で発表する機会を頂きました。医師4年目になるのですが、恥ずかしながら札幌以外で学会発表した経験がなく、初めての道外での発表がウィーンということになりました。

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会場に着くと多くの外国人医師がいました(当たり前ですが)。いくつもの会場で各国の集中治療医たちが発表しており、当然すべての演題を聴くことはできないのですが、足を運ぶごとに刺激を受けることができ大変有意義な時間を過ごすことができました。英語での発表なので(私の能力では)もれなく理解することはできなかったのですが、演者の先生方のプレゼンテーションが素晴らしく、言語は異なっても聴き入ることができました。
今回のESICMで一番収穫になったことは、新しい知識を得られたということよりは、世界中にいるたくさんの救急医・集中治療医が各々の施設で常に最先端の研究をしていることを知れたことです。世界中に同じ仲間がたくさんいることを実感することができ、医師としての自分の視野が何倍にも広がった気がします。
最後になりましたが、自分の発表は事前にご指導いただいたおかげでトラブルなく終えることができました。いつか先輩の先生方のように大勢の聴衆の前で堂々と英語で発表したいものです。

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このままではただの感想文に終わってしまうので少し旅行記を付け足したいと思います。医局のご厚意で今回は家族同伴でウィーンへ行かせていただきました。1歳5か月の息子は私の海外発表と同様、初めての海外旅行となりました。乗り継ぎを含めれば20時間以上の長旅で機内での息子の振る舞いが不安でしたが、終始バシネットで爆睡しており快適な旅となりました。シェーンブルン宮殿内には世界で最も古い動物園があり、家族で訪れてみると動物の種類がとても多く息子は大喜びでした。こちらも学会同様すべてを観ることはできませんでしたが、日本にはない広大な動物園で大人だけでも楽しめる場所でした。

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食事は名物のシュニッツェルやザッハトルテなどのスイーツを食し、満足することができました。

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このような公私にわたりすばらしい機会を与えていただいたので、帰国してからまた日々精進を重ねて少しでも貢献したいと思います。そしてまた何度も素晴らしい機会を頂きたいと思っています!