専攻医紹介 高橋直希先生2022.6.1
新医局員が入局して2か月が経ちました。日々悪戦苦闘しながらも皆上級医に食らいつきながら頑張っています。
2か月経った現在、専攻医の高橋直希先生に学生、研修医へのメッセージを込めてお話を伺いました。
独特の穏和な雰囲気を持つ彼の頑張る姿をぜひ皆さん見に来てください。
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もともと救急の知識は医師として不可欠だろうと漠然と思っていた。医師資格を取り最初の年。救急外来で右往左往する中、外勤でやってきた北大救急の先生の、それぞれの患者さん毎に適切な方針を最短で決めながら研修医に指導もするという『デキる姿』は輝いて見えた。そんな憧れの北大救急で働き始めて2か月。最初は不安も大きかった24時間勤務にも、ようやく少し慣れてきた。勤務明けの昼頃までに上がれるのはありがたい。
北大救急の研修プログラムは、救急車対応と集中治療管理、また外勤を通して1〜2次の対応を学ぶ。救急初期対応や集中治療への経験・勉強の不足を恥じながらも、ベテラン先生に支えられながら一緒に対応していく中で、ここでの診療もできることが少し増えた。
CV・FDLが入れられた、経口挿管、経皮的気管切開ができた、持続インスリンでの血糖コントロールができた、低K血症の補正ができた、栄養管理ができた。
超重症な患者への介入は緊張するが、ベテラン先生に確認を取りながら選択できるので安心して適応や投与量の塩梅がつかめ始めたように思う。
救急や集中治療に興味のある方はぜひ一度、北大救急を覗いてみてほしい。
3次救急・集中治療という高度医療を、医師3年目というまだまだ成長途中の身だからこそ受けられる指導を通して学べる環境は中々ないのではないだろうか。