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業績紹介

Hayakawa M, J Intensive Care. 2017;5:142018.5.1

photo早川

Pathophysiology of trauma-induced coagulopathy: disseminated intravascular coagulation with the fibrinolytic phenotype.
Hayakawa M.
J Intensive Care. 2017;5:14.
doi: 10.1186/s40560-016-0200-1.
PMID: 28289544

論文へのリンク(外部サイト)

https://jintensivecare.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40560-016-0200-1

著者コメント

最近は、議論も下火になったようですが、外傷に伴う凝固障害のreviewです。雑誌への掲載自体は、随分前なのですが、このHPの記事作成をさぼっていました。。。。
このreviewの作成過程で、自分の考え/理解も整理し、線溶亢進を下記の2つに分けて記載しました。
1) 組織損傷→凝固活性化→線溶亢進
2) ショック→t-PA放出→線溶亢進
これで、外傷直後の凝固障害、特に、線溶亢進について、理解しやすくなったのではないかと思っています。同じく、J Intensive Careの外傷の凝固障害の特集でフィブリノゲンの変動のreviewも掲載されています。でも、こっちは何故か、PubMedで引っかからないのですよね。。。。