北海道大学病院 救命救急センター | 北海道大学大学院医学研究院 侵襲制御医学分野 救急医学教室

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北海道大学病院救急科 ホーム > 早川峰司 救急医学 2013; 37: 575-579.

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早川峰司 救急医学 2013; 37: 575-579.2013.11.1

photo早川

外傷蘇生のcontroversies.
IV 薬剤,凝固・線溶に関するcontroversies.
4. トラネキサム酸
早川峰司
救急医学 2013; 37: 575-579.

論文へのリンク(外部サイト)

http://www.herusu-shuppan.co.jp/kyukyu/qq201305.html

著者コメント

「救急医学」は一定間隔で繰り返される特集が多いのですが、この号は、過去にないテーマの特集号です。私の担当した、「トラネキサム酸」は、日本人が発見し、世界で使用されるようになった古い薬です。2010年に報告されたCRASH-2 trialで外傷患者の大量出血に対して、すばらしい効果を示しています。本論文では、外傷直後の線溶亢進の病態について概説し、CRASH-2 trialとそのsubgroup解析の結果について解説しています。
トラネキサム酸は、もっと、もっと、取り上げられてしかるべき薬剤と思うのですが、古い薬なので、インパクトが少ないのでしょうか。。。。

論文概要
  • 線溶とは
  • トラネキサム酸
  • 外傷における線溶
  • CRASH-2 trialの結果
  • トラネキサム酸の使用法