Hayakawa M, Sci Data. 2018 Dec 11;5:180243.2019.1.13
Nationwide registry of sepsis patients in Japan focused on disseminated intravascular coagulation 2011-2013.
Hayakawa M, Yamakawa K, Saito S, Uchino S, Kudo D, Iizuka Y, Sanui M, Takimoto K, Mayumi T.
Sci Data. 2018 Dec 11;5:180243.
doi: 10.1038/sdata.2018.243.
PMID: 30531950
論文へのリンク(外部サイト)
https://www.nature.com/articles/sdata2018243
著者コメント
Scientific Dataは、データジャーナルと呼ばれる種類の雑誌です。研究で得られたデータをオープンアクセスにして、広く利用してもらうことを目的にした雑誌の様です。
そこに、Japan septic DIC study(J-SEPTIC DIC study)のデータベースを投稿しました。J-SEPTIC DIC studyのデータは敗血症のデータベースとしては、国内最大級の物となっていますので、オープンアクセスにすることで、それなりの価値はあるのではないかと思っています。
でも、論文作成はつらかったです。査読者からのコメントで、要求されていることが全く理解できなくて。。。最終的には突っぱねても、採用してもらえました。
論文要旨
敗血症性DICは予後不良の症候群である。しかし、敗血症性DICに対する診断や治療に関して、国際的なコンセンサスが得られているわけではない。
日本国内では、敗血症性DICの診断や治療が広く行われているので、実臨床でのデータを収集することが可能である。
Japan septic DIC studyでは、後ろ向き観察研究として、凝固線溶系障害やDIC治療に焦点を当てて敗血症患者の臨床データを収集した。3,195症例の重症敗血症患者のデータが収集され、日本最大級のデータセットである。