業績紹介

Hayakawa M. Semin Thromb Hemost. 2015 41:267-71.

Rapid evaluation of fibrinogen levels using the CG02N whole blood coagulation analyzer.
Hayakawa M, Gando S, Ono Y, Mizugaki A, Katabami K, Maekawa K, Miyamoto D, Wada T, Yanagida Y, Sawamura A.
Semin Thromb Hemost. 2015 41:267-71.
doi: 10.1055/s-0035-1547372
PMID: 25839869

photo早川

論文へのリンク(外部サイト)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25839869
https://www.thieme-connect.com/DOI/DOI?10.1055/s-0035-1547372

著者コメント

重症外傷を中心とした出血が問題となる患者の場合ジャカスカ輸血をしますが、その指標がほしいのです。もちろん、中央検査に出せば測定はできるんですが、30~60分後に結果がわかっても、それはもう過去の話で、遅いことが多いんです。PT-INRはコアグチェックのような機械があるので、すぐに測定/確認できますが、大量出血/輸血における重要性は低いですし、やはり、フィブリノゲンが見たいと言うことで、探し当てた機械がCG02Nでした。日本のあまり聞いたことがないメーカーが開発した機械でした。クエン酸全血でフィブリノゲンが数分で測定できるすぐれものでしたが、血液ガス分析のヘパリン加全血でも測定できないかと、トライしたのが本論文です。

論文要旨

【背景】フィブリノゲンのベットサイドでの迅速測定は困難である。
【目的】BGA分析用の全血検体を用いた、フィブリノゲン迅速測定の正確性を検討する。
【対象】ICU患者の同時に採取したBGA用のヘパリン加全血検体とクエン酸採血血漿(通常の検体)を用いた。
【方法と結果】BGA用の全血検体での測定は、CG02Nを用いて測定した。1回の測定は30秒程度で結果を得られた。血漿フィブリノゲン値の測定は中央検査室でトロンビン法(通常の方法)で測定した。全血検体での迅速測定と通常測定の結果には強い相関を認めた。Bland Altmanプロットでも、系統誤差や比例誤差は認めなかった。
【結語】CG02Nを用いてのBGA用の検体での迅速測定は、正確なフィブリノゲン値を提供する。