業績紹介

Hayakawa M. Semin Thromb Hemost. 2015; 41: 35-42.

Fibrinogen level deteriorates before other routine coagulation parameters and massive transfusion in the early phase of severe trauma: a retrospective observational study.
Hayakawa M, Gando S, Ono Y, Wada T, Yanagida Y, Sawamura A.
Semin Thromb Hemost. 2015; 41: 35-42.
doi: 10.1055/s-0034-1398379
PMID: 25590522

photo早川

論文へのリンク(外部サイト)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25590522
https://www.thieme-connect.com/DOI/DOI?10.1055/s-0034-1398379

著者コメント

外傷学会での多施設共同後ろ向き研究のデータを収集する際に、ちょっと詳しくデータを拾って検討したしてみました。外傷症例では、血小板やPTはあまり動かないのですが、フィブリノゲンは早期かつ高頻度に悪化します。個人的には、当たり前の話でしたが、論文として明示してみたく思った内容です。

論文要旨

ISS≧16以上の患者を対象とした。
搬入時~24時間の間に実施された血液検査結果を収集した。
過去のガイドラインから、PT-INR≧1.5、APTT≧60sec、血小板≦10万と5万、フィブリノゲン≦150mg/dLをcritical pointと定めた。各検査項目がcritical pointを超えたタイミングをカプランマイヤー曲線で示した。
各検査項目の中では、フィブリノゲンがcritical pointに到達するタイミングが早く、頻度も高かった。搬入時にDICであった患者は、各検査項目は非DIC患者よりも悪化のタイミングが早かった。